大企業にとっては、ホームページの制作や運用管理もさほど苦にならない予算だと思います。ところが中小企業や個人事業主にとっては、社運をかける事業になることもあります。
IT化が進む中でホームページ制作を業者に依頼したくでも費用がないと困っている事業主の方も多いと思います。
今回から6回にわたって、ホームページ制作と助成金に関して説明します。今回は、ローンを含めた資金調達方法を紹介していきます。
目次
【自社のホームページを制作するときの資金調達方法!】
中小企業や個人事業主にとってホームページ制作は、費用面で経営をかなり圧迫してしまう危険性があります。だからと言って古いままと言う訳にもいきません。
ここでは、一般的に中小企業や個人事業主が可能な資金調達方法を説明します。ただし、今回本当に紹介したいのは、「助成金」です。
いきなり助成金の説明をするよりも様々な資金調達方法を理解すると助成金の良さが更に理解できます。そのためにも他の資金調達方法との違いを覚えておきましょう。
■民間の金融機関のローンを利用しよう!
銀行などの金融機関にホームページ制作のために資金を融資してもらうことは可能なのかと疑問に思っている方もいると思います。
銀行などの金融機関が融資をするときは、「運転資金」「設備資金」のどちらかを必ず訪ねられます。ホームページの制作費用は、基本的に「設備資金」になります。
実際に設備資金の方が、運転資金に比べると融資してもらえる可能性は高くなります。金額にもよりますが、ホームページの制作であれば可能性は充分にあります。
ただし、融資と言っても返済をしなくてはなりません。設備資金での借り入れは長期返済に対応してくれますが、不安なことに変わりはありません。
銀行などの金融機関を利用する場合は、「都市銀行」「地方銀行」「信用金庫」「信用組合」「労働金庫」などがあります。
中小企業や個人事業主の場合は、都市銀行を相手にするのは難しいので、地方銀行や信用金庫、信用組合などに相談をするのがオススメになります。
■日本政策金融公庫と信用保証協会の制度融資!
次に同じようなローンになりますが、日本制作金融公庫と信用保証協会の制度融資という方法も存在します。まずこの2つであれば、100%日本政策金融公庫をオススメします。
資金額や融資決定までの日数などはもちろんですが、保証の問題が大きく異なります。日本政策金融公庫は、基本的に無担保・無保証になっています。
事業主がいい加減なことを考えてはいけませんが、万が一のときの責任という意味では、背負わなくてもよい公庫と責任をおう必要がある信用保証協会の差があります。
日本政策金融公庫では、新規事業資金以外にも様々な形式の資金融資をおこなっています。
基本的に返済が必要な借り入れ金ですが、設備資金としての融資もあります。
参考にしたい方は、「日本政策金融公庫」のホームページでご確認下さい。
※URL:「https://www.jfc.go.jp/」
■融資よりもやっぱり助成金が中小企業の味方!
融資や借り入れ金は、事業の運転資金として考えている企業主の方としては、できれば助成金を活用したいと考えると思います。
今回6回にわけて説明をしていく内容も次回以降は、助成金が中心になります。融資やローンと同じように助成金にも様々な種類があります。
次回からは、様々な助成金について丁寧に説明をしていきます。次回からの予定を下記に掲載しておきますので、参考にして下さい。
・2回 IT導入補助金についての説明
・3回 小規模事業者持続化補助金についての説明
・4回 東京都の主な助成金の説明
・5回 地方自治体の主な助成金の説明
・6回 助成金の利用でホームページ制作費用の軽減を考えよう!
以上のような予定で公開していく予定です。
【まとめ】
今回から6回にわたって、ホームページ制作と助成金の説明をしていきます。まずは、資金調達方法にも様々な方法があることを理解してもらいました。
次回からいよいよ助成金の説明を中心にしていきます。できるだけ助成金を利用して、良いホームページ制作ができるように考えましょう。